肺炎

肺炎の主な症状は、発熱、咳、たん、息苦しさ、胸の痛みなどで、風邪とよく似ているので、一般人が症状から見分けるのは非常に困難とされています。しかし風邪は鼻や喉といった上気道や気管支の炎症であるのに対し、肺炎は肺の中の肺胞という部位に炎症が起きるのです。肺胞は、酸素を取り込み、二酸化炭素を吐き出す役割を果たしているので、肺胞に炎症が起きると呼吸がうまくできなくなり、酸素不足となり、呼吸困難を引き起こす恐ろしい病気です。

そして、肺炎には「うつる肺炎」があるという事をご存知でしょうか。これは、肺炎は細菌やウイルスなどの微生物が肺に侵入し、炎症を起こします。この病原菌が咳などから排出され、それを吸い込む事で感染する場合があります。これを飛沫感染と言います。うつる肺炎の代表的なものとしては、マイコプラズマ肺炎、肺炎球菌による肺炎、インフルエンザ菌による肺炎、クラミジア肺炎などがあります。SARS(重症急性呼吸器症候群)も、SARSコロナウイルス性の肺炎で、2003年に中国を中心に大流行しました。

逆に、うつらない肺炎としては、カビや薬が原因の肺炎、高齢者にみられる誤嚥性肺炎などが挙げられます。

 

治療の流れとしては以下の様になります。
敗血症の有無・重症度判定

通院or入院

原因となっている菌の検査・原因となりそうな菌に対する薬を投与

検査結果により薬を変更or継続

 

当然、重症化する前の初期段階で病院を受診する事はとても大切な事です。
少しでも気になる点がある場合、すぐにかかりつけの医師へ相談する事をおすすめします。

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