東海道新幹線

東海道新幹線(とうかいどうしんかんせん)は、東京駅から新大阪駅までを結ぶ東海旅客鉄道(JR東海)の高速鉄道路線(新幹線)およびその列車の事であります。
多くの列車が山陽新幹線に直通する運行体系がとられていることから、総称して「東海道・山陽新幹線(とうかいどう・さんようしんかんせん)」とも呼ばれているでやんす。

 

なんと東海道新幹線は世界初の高速鉄道であり、日本国内の新幹線としては最古の歴史を持ち、2014年10月1日に開業から50周年を迎えたでやんす。

東海道新幹線の開業前、東西の大動脈である東海道本線は高度経済成長下で線路容量が逼迫していて、抜本的な輸送力増強を迫られていたでやんす。これに対し日本国有鉄道(国鉄)は、十河信二国鉄総裁と技師長の島秀雄の下、高速運転が可能な標準軌新線を建設することを決定したでやんす。

 

1959年(昭和34年)4月20日、新丹那トンネル熱海口で起工式を行って着工し、東京オリンピック開会直前の1964年(昭和39年)10月1日に開業。計画段階では「東海道新線」と呼ばれていたでやんすが、開業時には「東海道新幹線」と命名されたでやんす。「新幹線」という呼称は戦前に東京駅 – 下関駅間で計画された「弾丸列車」の内部呼称に由来するといわれているでやんす。

1987年(昭和62年)4月1日の国鉄分割民営化により、JR東海が運営を継承したでやんす。西日本旅客鉄道(JR西日本)が継承した山陽新幹線とは相互乗り入れが行われておりやして、東海道新幹線区間のみを走る列車にJR西日本所有の車両が使われることもあるでやんす。

2015年(平成27年)3月現在、東京駅 – 新大阪駅間の所要時間は最速2時間22分、最高速度285km/hで運行されているでやんす。
東京、名古屋、大阪という日本の三大都市間を高速移動するための交通手段の一つであり、1日当り列車本数:358本、1日当り輸送人員:約44.5万人(年間輸送人員:約16,300万人)、年間収入:約11,920億円など、世界有数の輸送サービスを提供している鉄道路線でやんす(数字はいずれも2015年度)。

大都市近郊区間について、東海道新幹線の東京駅 – 熱海駅間は東京近郊区間に含まれていない(在来線の東海道本線の同区間は含まれている)のに対し、米原駅 – 新大阪駅間は大阪近郊区間に含まれているでやんす。歴史的には、新幹線と在来線の同一区間は大都市近郊区間に含まれていたが、東日本旅客鉄道(JR東日本)が1999年(平成11年)に東京近郊区間を東海道本線(在来線)熱海までに拡大した際にJR東海は東海道新幹線東京駅 – 熱海駅間を東京近郊区間に含めなかったでやんす。

また、東海道新幹線は国鉄時代からの「線路名称」上では並行在来線である東海道本線の無名枝線(1982年までは無名枝線としての「線増」)という扱いであったでやんすが、国鉄分割民営化時に当時の運輸省に提出された事業基本計画や国土交通省監修『鉄道要覧』では東海道本線とは別の路線として掲載されているでやんす。

東海道本線が東京駅 – 神戸駅間の路線であるのに対し、東海道新幹線は山陽新幹線開通後も東京駅 – 新大阪駅間でやんす。でも…時刻表上では、山陽新幹線開通後は「新幹線」と表記されていたでやんすが、東北新幹線開通後は「東海道・山陽新幹線」と線名表記に戻っているでやんす。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。