年金

厚生年金の金額は、「加入期間のみ」で決まる国民年金に比べて計算式がとても複雑です。厚生年金の計算要素には、「加入期間」に加えて「加入期間中の給与の平均」というものがある為です。

ざっくりとした計算式は以下の通りです。
「平均給与×一定乗率×加入期間」

加入期間については、「会社員の期間」とイコールなので簡単なのですが、問題は「平均給与」ですね。自分の入社から退社までの給与額を全て覚えている人はほとんどいないでしょうから、給与を単純に平均するだけでもダメで、現在価値に置き換える作業も必要なため、正確な金額については年金事務所等で確認するしか無いのが実情です。

 

厚生年金の加入期間は、同時に国民年金にも加入していることになるため、その期間の国民年金を受け取ることが可能です。ネット上にある「国民年金の早見表」もチェックしてみると参考になりますよ。

また、次の条件を満たす場合、「加給年金」という家族手当のようなものが加算されるようです。

・厚生年金の加入期間が20年以上(一定の場合15年以上)ある
・65歳未満の配偶者、または18歳到達年度の末日までの間の子がいる

65歳未満の配偶者がいる場合は、生年月日にもよりますが、年間約40万円ほどが加算されます。けっこう大きな金額です。加入期間の19年と20年では大きな「格差」があるので注意してください。

 

※個人の調査による結果を元に記事にしています。該当団体及び、それに関連する企業及び事業所ほかとは一切関係ありません。
なお、この記事の内容は予告なく変更する可能性があります。

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