副鼻腔炎

副鼻腔炎ってどんな病気?

 

鼻の中は医学的には鼻腔(右図の緑の点線)と言います。鼻腔には左右の鼻のしきいである鼻中隔や下甲介、中甲介といった棚状の突起が存在しています。鼻腔の周囲には副鼻腔という空洞があり、それには、ほっぺたの裏側にある上顎洞、両目の間にある篩骨洞、おでこの裏にある前頭洞、鼻の奥の一番深いところにある蝶形骨洞などがあり、これらの副鼻腔は全て細い穴で鼻腔に通じています。正常ではこれらの副鼻腔の中は、薄い粘膜で覆われていて、それ以外は空気で満たされているのですが、この空洞に炎症が起こるのが副鼻腔炎と言います。

 

副鼻腔炎は強烈な臭いを発する事もあります(膿なので当然)。また、強烈な痛みを伴う場合もあります。一度罹った事のある方なら、その恐怖は想像を絶するものだと分かります。まず集中力が持続しない為、仕事や勉強に支障が出ます。さらに、鼻をかんでもかんでもダラダラと流れてくる膿に嫌気がさすでしょう。そして極めつけは痛み。これはもうどうしようもありません。顔面が強烈に痛みますので、食事も睡眠もままなりません。と言っても、これらは結構進行した場合の症状です。出来れば、あれ?と思った時にすぐお医者さんへ行きましょう。

 

医師の正確な診断のもと、最適なお薬を処方して貰って下さいね。一度治療を始めれば、思ったよりすぐ治ります。

 

 

 

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